今年は当社 Claris にとって大きな変化の年となりました。新たなブランド、プラットフォームの新たなロードマップとビジョンを打ち立てました。これは私たちにとってワークプレイス・イノベーションの未来を定義づけるものとなります。
しばしば急激な変革が話題になりますが、それが目の前で起きるのを見ると驚くと同時に謙虚な気持ちになります。「謙虚」と言うのは、私は CEO として新しい役割を果たす中で、変革は 1 人ではできないことをこれまで以上に痛感しているからです。実際の変革においては、変化を受け入れるために、全体の議論、賛同、受容が必要となります。このことは、問題解決者である皆様はよくご存知で、毎日取り組まれていることです。
5 万社以上のお客様企業と100 万以上のユーザを擁する当社のコミュニティにおいて、当社が変革を続け、より皆様のイノベーションに貢献するため、Claris から近日中にご案内する変更点についてお知らせいたします。
お伝えする変更点は (1) 機敏性、(2) シンプルであること、(3) 問題解決に対するコミットメントの 3 つを軸としたものです。当社は、これらの変更によって、皆様がイノベーションをもたらすためのアプリケーションの構築やビジネスでより優れた結果をもたらすことに集中していただくことを目指しています。
第一に、現在、当社のサポートポリシーでは多くのバージョンと多くのオペレーティングシステムがサポートの対象となっています。これは年に一度のバージョンアップを実現するために計画されたものですが、もはや現在進化しつづけるデジタルトランスフォーメーションのペースには合致せず、当社のエンジニアリングチームが最高のパフォーマンスを引き出すための進捗を遅らせる原因となっています。当社の新しいサポートポリシーをご一読ください。
サポートポリシーは変更されますが、開発者の皆様に対するサポートはこれまでと変わりません。皆様が当社チームに求める質の高いサポートをこれからも提供し続けて参ります。この度の変更により最新バージョンに移行する必要がある場合は jp_support@filemaker.com 宛にお問い合わせください。皆様のデジタルトランスフォーメーションを一歩一歩、確実にサポートします。
第二に、次回リリースでは当社のオンプレミス製品の価格を変更いたします。新しいライセンスの価格は今までよりもシンプルになります。詳細については、改めて事前にお伝えいたします。
当社の製品とサービスは変化と成長を続けています。2019 年 10 月 29 日、ローコードアプリケーション開発のための FileMaker Cloud を発売しました（日本での提供開始は 2020 年 1 月〜 3 月を予定) 。2020 年 1 月にはワークフローの自動化のための Claris Connect の提供を開始する予定です（日本での提供開始は 2020 年春を予定）。2020 年 5 月には軽量 Web オーサリング（レイアウト編集）機能を追加した Claris FileMaker の次期メジャーリリースを発表します（日本でも同時に提供開始予定）。これ以降はより頻繁に新機能のリリースを続ける予定です。
これから、私たちにとってエキサイティングな変化の時となりますが、皆様のご協力なしには実現できません。私たちはパワフルなテクノロジーをすべての人が利用できるよう、現状に満足せず、常に当社のお客様企業と業界が前進できるように取り組んでいきます。世界のデジタルトランスフォーメーションの推進にご協力いただくと同時に、Claris がイノベーションを実現していくためにも是非皆様のご理解、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
Brad Freitag (ブラッド フライターグ)
CEO – Claris International Inc.
Claris International Inc. について
Claris International Inc. は世界トップクラスの Workplace Innovation Platform (ワークプレイス・イノベーション・プラットフォーム) を開発し、規模を問わずあらゆる企業でデジタルトランスフォーメーションを実現できるように、問題解決者を支援する一連のサービスを提供しています。中小企業とフォーチュン 500 企業で 100 万人以上のユーザに利用されています。Claris は Apple の子会社であり、80四半期以上連続して収益を上げるという比類のない記録を持っています。Claris の本社は米国カリフォルニア州にあり、ロンドン、パリ、ミュンヘン、東京、北京、およびシドニーなど世界各地で事業を展開しています。
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