FILEMAKER

データを守る。業務を止めない。Claris FileMaker Server が災害復旧と事業継続をサポート

病院の受付システムが朝 8時にダウンしました。倉庫管理データベースのデータが月曜の棚卸し直前に消えました。士業事務所のサーバーが浸水で起動しなくなりました。

どれも「まさか」の出来事ではありません。ハードウェアの故障は確率論の問題であり、ランサムウェア攻撃は業種を選びません。問われるのは「起きるかどうか」ではなく、「起きたとき、どこまでデータを復旧できるか、何分で業務を再開できるか」です。

Claris FileMaker Server 2026 は、その問いに対して 2つのアドオンサービスで答えます。

FileMaker Server Remote Backup は、FileMaker Server にホストしている FileMaker のファイルを Claris が管理するセキュアなクラウドストレージに 20分ごとに自動的にコピーします。ローカルサーバーに何が起きてもデータを守ります。

Standby Server は、プライマリ(本番)サーバーと同期するセカンダリ(予備)サーバーを構築し、障害発生時やメンテナンス時のダウンタイムを最小限に抑えます。

「バックアップしてある」は、もう安全の証明にならない

多くの組織がローカルバックアップに頼っています。問題は、そのバックアップがサーバーと同じ物理空間にあることです。火災でサーバー機器が焼けた場合、外付けドライブも同時に失われます。ランサムウェアがネットワークドライブに展開されれば、バックアップも暗号化の対象になります。自動化スクリプトが担当者の退職後に誰にも気づかれず壊れていたーーそうした事例は決して珍しくありません。データ保護の国際標準「3-2-1 ルール」は、3つのコピー・2種類のメディア・1つのオフサイト保管を要件とします。これを手動で維持するコストと専門知識が、中堅・中小企業にとっての現実的な障壁でした。

Claris FileMaker Server 2026 は、そのギャップを埋めます。

リモートバックアップ: 20分ごとに、静かに、確実に。暗号化されたデータ保護。

FileMaker Server Remote Backup では、ホストしている FileMaker ファイルを Claris が管理するセキュアなクラウドストレージへ 20分ごとに自動コピーします。管理者が設定するものは、Claris Customer Console と FileMaker Server Admin Console での数ステップのみです。バックアップを構成するスクリプトの作成、外付けドライブ、定期的な手動確認は不要です。

FileMaker の保存データ暗号化(EAR)がファイルに対して有効になっている場合、バックアップはエンドツーエンドで暗号化され、データはサーバーとは完全に分離された場所に保存されます。つまり、ローカル環境に問題が発生した場合でも、データは保護された状態を維持します。たとえば次のような状況です。

  • FileMaker Server のハードウェア障害
  • ローカルファイルを暗号化するランサムウェア攻撃
  • 拠点での火災、浸水、またはその他の物理的な災害

スクリプト管理の落とし穴を、構造で解決します

これまでは、こうしたバックアップを行うためには、カスタムスクリプトが必要、そしてそれで十分でした。しかしスクリプトは気づかないうちに壊れます。認証情報の有効期限が切れる。アップデート後にパスが変わる。そのスクリプトを作った人が退職し、誰も定期的に動作確認をしなくなる。こうした懸念がありました。

FileMaker Server Remote Backup は FileMaker のデータ整合性のために専用設計されており、実行状況は Admin Console 上でリアルタイムに確認できます。バックアップが実行されていることをいつでも把握できます。メンテナンスの負担もなく、ノウハウが属人化するリスクもありません。Claris Customer Console と Admin Console からわずか数分でセットアップが完了します。

Standby Server:ダウンタイムを最小化し、速やかに FileMaker を稼働。

データのオフサイト保護は確保できました。しかしそれだけでは、プライマリサーバーのダウン中、チームは手を止めて待つしかありません。それを防ぐために設計されたのが Standby Server です。

Standby Server は、プライマリサーバーが何らかの理由でダウンした場合、数分以内にセカンダリのスタンバイサーバーへ切り替えることができ、チームへの影響を最小限に抑えられます。FileMaker 2025 以前、スタンバイサーバーの構成には、専門的な技術知識、継続的なメンテナンス、そして多くの中小企業にとって容易に確保できないリソースが必要でした。FileMaker Server 2026 で搭載された Standby Server では、セカンダリサーバーへの切り替えは Admin Console から数クリックで完了します。専任のインフラエンジニアがいない組織でも、計画的なメンテナンス作業のダウンタイム最小化から、予期せぬ障害への対応まで、同じ操作で対処できます。

2つのサービスで、FileMaker Server の事業継続性を完全に。

FileMaker Server Remote Backup と Standby Server は、それぞれ異なる、しかし同様に重要な継続性シナリオに対応します。

FileMaker Server Remote Backup と Standby Server は、サードパーティ製品でも、FileMaker のワークフローに後付けされた汎用クラウドサービスでもありません。FileMaker Server 2026 のために設計した、専用の機能です。

継続的な技術的メンテナンスは不要です。問題が起きたときに駆けつける専門家も必要ありません。2つを組み合わせることで、あなたの FileMaker Server 2026 環境にも、エンタープライズグレードの耐障害性が備わります。

データ保護の 3-2-1 ルールの全体像については、ブログ「FileMaker が止まれば、ビジネスも止まる。『バックアップしてるから大丈夫』が危ない理由。」をご参照ください。FileMaker Server Remote Backup と Standby Server で、あなたの組織の継続性戦略を見直す準備はできていますか。

ご興味をお持ちいただいた方は、Claris 法人営業窓口、または Claris パートナーにご相談ください。

FileMaker Server Remote Backup と Standby Server について、よくあるご質問は、ナレッジベースをご参照ください。