開発者インタビュー

校務に関しては、先生と同等以上の知識を。現場で起こっている課題と向きあい、先生の業務改善につなげたい。

校務システム「スクールマスターZeus」の開発を行うウェルダンシステム株式会社。複雑に絡み合う校務の情報を整理し、先生が本業に専念できるように。開発に込めた想いをうかがいました。

生徒に対する先生たちの姿勢から感化を受ける。先生が思い描くシステムを開発したい。

学校一筋を謳い、私立校向け校務システム「スクールマスターZeus」の開発を行っているウェルダンシステム株式会社。

学校ごとに異なる教育方針に合わせて柔軟な開発を行うことで、これまで手作業で行うしかなかった校務のシステム化を実現させている。

どのような想いで開発を行っているのか、社員の山端さんにお話をうかがった。

 「私立の学校は独自の教育方針や歴史があるのでパッケージのシステムだと解決できないことが多いんです。そこを FileMaker だと柔軟な開発ができるため、私立に特化した校務システムを生み出すことで教育現場の課題解決につなげようと日々開発に打ち込んでいます。

先生たちのお困りごとや業務を聞いてから開発を進めるのですが、生徒と向き合う姿勢にいつも感化されます。

例えば、成績の考え方。項目が単純にテストの点数だけではなく、日常の生活態度や成長過程をかなり重視されているなと思います。

成績は今後の人生にも関わることなので、不利にならないよう一人ひとりの細かい記録を蓄積し、複雑な計算式で算出をしています。

エクセルの計算式を使ってもできないくらいの複雑な算出方法のため、これまで手計算をしていたという話を聞くと本当に驚きですよね。

生徒に対してまっすぐ向き合っている先生のお話を聞くと、どれだけ忙しくても、柔軟に開発ができる FileMaker 強みを活かして、先生の業務をサポートしたい、という想いになります。」

ウェルダンシステム株式会社 開発グループ マネージャー 山端 敦さん

先生のよき理解者として。学校に関わる全ての業務を支える存在でありつづける。

「学校の先生は校務に関してはプロフェッショナルですが、システムに詳しい先生はそう多くありません。

そこは私たちがシステム会社としてしっかりとサポートする。先生が何をしていて、何を求めているのかがわからないと、本当の意味でのサポートはできないと思っています。

だからこそ、校務に関する知識・理解は先生と同等、もしくはそれ以上になれるようにという意識は常に持っていますね。

文科省の資料を読み込むこともそうですし、日頃から先生にヒアリングをして知識を掘り下げる。

そしてそれぞれのメンバーが聞いてきたことを標準化して、データを蓄積することを心がけています。」

まずは現場で何が起こっているのかをしっかりと把握する。そして、解決のヒントとなり得る情報を社内で共有することで、校務に関わる情報を蓄積し、システム改善につなげている。

それが学校一筋のシステム開発会社として、先生の一番の理解者であり続けるという覚悟なのかもしれない。

「学校のことを知れば知るほど、課題がたくさんでてきます。まだまだシステム化が追いついていない状況なんです。

だからこそ、私たちが学校という現場で求められていることを集約していきたい。そうすることで、先生の業務改善が実現され、日本の未来を担う生徒を育てることに専念できると考えています。

また、学校教育は毎年変わり続けています。特にこの先 5 年の間で劇的に変わってくるのではないかという予測があります。

校務の一元化をめざしながら、現場の変化にも対応してシステムを開発するのが私たちの使命だと思っています。」

「スクールマスターZeus」についてのストーリーはこちらをご覧ください。

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