平素は Claris 製品およびサービスをご愛顧いただき、心より御礼申し上げます。
このたび、Claris は 2027年3月15日 をもちまして、「Claris Studio」のサービス提供を終了させていただくこととなりました。
日頃より Claris Studio をご活用いただき、業務ソリューションを構築・運用されているお客様には、多大なるご不便とご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。現在 Claris Studio をご利用中のお客様におかれましては、2027年3月15日まで引き続き現行環境をご利用いただけます。 今後の移行計画や代替策のご検討に向けて、十分な猶予期間を設けるとともに、円滑な移行に向けた具体的なリソースと個別支援を提供してまいります。
本決定に至った背景、今後のリソース集約によるプラットフォームの強化方針、ならびにご利用中のお客様へのサポート体制についてご説明申し上げます。
1. 決定に至った背景と率直な振り返り
過去1年間、Claris Studio を採用いただくお客様は着実に増加してまいりました。お客様やパートナーの皆様が Claris Studio に投じてくださった時間、構築されたソリューション、そして当社に寄せていただいた信頼に対し、深く感謝申し上げますとともに、その重みを真摯に受け止めております。
しかしながら、市場全体の急速な変化の中で、今後の継続的な投資を維持・拡大するために必要な成長スピードを達成するには至りませんでした。2年前の米国におけるコミュニティアップデートにおいて、私たちは プレリリースされていた Claris Studioが抱える機能的・実用的なギャップを認識しておりましたが、そのギャップの解消に十分な速度をもって対応することができないまま、近年の生成 AI 技術の飛躍的進歩により、高度な Web アプリケーションを容易に構築できるツールが急速に台頭し、Claris Studio が市場で持続的な優位性を維持できる機会が狭まったことも事実です。
こうした状況を客観的に精査した結果、開発リソースを分散させ続けるのではなく、私たちが最も強みを発揮できるコア領域へ再集中させるべきであるという経営判断に至りました。
2. コア領域への「選択と集中」 — FileMaker のさらなる進化と品質向上へ
今回の決定により創出される開発力とリソースは、以下の重点領域へ集中的に投資いたします。
- Claris FileMaker における「エージェント型開発(AI エージェント機能)」の深化
- 生成 AI と自律型エージェント技術を FileMaker プラットフォームへ深く統合し、次世代のビジネスアプリケーション開発をリードする機能強化を加速させます。
- プラットフォーム全体の安定性と堅牢性の向上
- 日々の業務を FileMaker および Claris Connect を活用されているお客様に対し、最高水準の安定稼働、セキュリティ、パフォーマンスを提供するための基盤強化を徹底いたします。かつて Claris Connect に関してお伝えした通り、私たちは「機能の拡張を急ぐあまり、お客様の業務にダウンタイムや不安定さをもたらすようなことはあってはならない」という原則を貫いてまいりました。この姿勢は今も変わりません。
投資を過度に分散させることは、お客様が真に求める品質とスピードを損なうリスクを伴います。私たちは取り組む領域を厳選し、コミュニティの皆様の期待に応えうる、安全で高い完成度を備えたプロダクトをお届けすることに全力を注ぎます。
3. 現在 Claris Studio をご利用中のお客様への対応とサポート体制
Claris Studio 上で重要な業務システムを運用されているお客様に対し、ご負担を最小限に抑えるため、以下の体制でサポートいたします。
- 2027年3月15日までの稼働およびサポート継続: 現行の Claris Studio 環境は、2027年3月15日まで従来どおりご利用いただくことができ、サポートが継続して提供されます。お客様のシステム更新計画や業務スケジュールに合わせた移行期間を確保いただけます。
- 個別のご相談 : 移行に向けた技術的なご相談、またはスケジュールに関する懸念事項がございましたら、サポート窓口にて個別に対応させていただきます。
- お問い合わせフォーム: https://www.claris.com/ja/ask/
※ お客様のご利用状況やご要件を詳細にお伺いし、最適な移行計画を支援いたします。
4. 今後の展望 — パートナーおよび開発者の皆様とともに
今後のソフトウェア開発において、私たちのコミュニティが担う役割と機会は、これまで以上に拡大しています。
CEO のライアン・マッキャンがブログ 「Clarisの次への道筋」で述べたように、「コードそのものが豊富に生成される時代において最も希少で価値があるのは、業務の文脈とビジネスニーズを深く理解し、過酷な現場の運用に耐えうる実用的なソフトウェアへと具現化できる人材」です。
それこそが、長年にわたり現場の課題を解決し続けてきた Claris コミュニティの最大の強みです。私たちの使命は、皆様がこれからの時代においても圧倒的な競争力を発揮できるよう、最高峰の開発環境とツールを提供することにあります。そのためには、私たちが何に注力し、何を手放すのかを透明性をもって開示し、皆様の信頼に足る品質と完成度を追求し続けることが不可欠です。
これまで Claris Studio の発展にご協力いただき、貴重なフィードバックを寄せてくださったすべての皆様に、心より深く感謝申し上げます。私たちは、今後の明確なフォーカス、透明性の高いコミュニケーション、そして次世代プロダクトの圧倒的な品質を通じて、皆様からの信頼にお応えしてまいります。
Claris プロダクト担当バイスプレジデント Giuliano Iacobelli(ジュリアーノ・イアコベリ)
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